こんにちは航です。
普段はセパタクロー強化指定選手や、スポーツインストラクターとして活動しております。
運動がより得意になるためのこと、お子さんの運動神経良くするためのことを発信しています。
本日は、運動するために大切な能力7つうちの一つである「定位能力」について解説します。
鬼ごっこで上手に逃げるを始め、サッカーやバスケ、野球といったスポーツをするために重要な力となります。
球技ができるとカッコいいですよね!
目次
- 定位能力のわかりやすい説明
- この能力が低いと。。。
- 定位能力を身につけるためのステップ
- まとめ
定位能力のわかりやすい説明
定位能力とだけ聞いて、「これだ!」とピンとくる人は少ないと思います。
「距離感」と「空間認識」のことです。空間把握能力とも言います。
平面の2次元ではなく、「3次元と時間」の能力です。
前からおばあちゃんが歩いてきたから避けて歩こう。や
ボールがこっちに飛んでくるから、今手を出せばボールをキャッチできそうだな。
そんな感じです。全然難しくありません。
この能力は子供(小学生)までに身につけておきたい能力の一つです。
具体的にサッカーで例えてみます。
リフティング(ボールを地面に落とさずに蹴る)
リフティングをするためには、
-
ボールと自分の距離感
-
地面とボールの距離感
が大切となります。
ボールと近すぎても、遠すぎてもうまくいきません。
ボールが地面から低すぎても難しく、高すぎても足が届かなかったり、蹴りずらいです。
これらのような距離感を保てないとリフティングを続けることは難しいです。
試合(広いサッカーコートの中)
サッカーは常に動き続けるスポーツなので、定位能力が必要不可欠です。
サッカーをしている人に運動が苦手な人が少ないのは、この能力をサッカーを通じて身につけたからです。
サッカーの試合では、
-
自分がコートのどこにいるか
-
味方や敵との距離感
-
ゴールまでの距離感
-
仲間の動きを止めないために進行方向の少し前にボールを蹴ろう
など常に距離感を把握する必要があります。
よく幼稚園児のサッカーなどで全員がボールの周りに集まってしまいます。
いわゆる「お団子サッカー」です。
定位能力をまだ身につけていないので、上記のような距離や空間を把握できないのです。
この能力が低いと。。。
能力が低いとお団子サッカーになるのも例の一つです。
そのほかは、
- ボールキャッチができない(ボールに限らずもの)
- まっすぐ投げられない
- 鬼ごっこで鬼のいる方に行ってしまう
- 対向者とぶつかってしまう
- 飛んでくるボールが怖い
などがあります。
上の5つは子供に多いですが、一番下のボールが怖いは大人でもたまにいます。
そんなに早くないのにボールを投げられて、キャッチせずに逃げてしまう人です。
アメトークでも見かけますね。
これはボールが飛んできていても、いつ自分のところにくるか把握できていないのです。
ボールが近づくと急にボールを投げられたように感じてしまうのです。
運動が得意な人でも、後ろ振り返って急に投げられたら怖いですよね・・
その感覚が通常のボールでもあるようです。
定位能力を身につけるためのステップ
この能力は、子供のうちに身につけさせてあげて下さい。
この能力があると、応用を利かせて様々な動きに繋げられます。
結果として多くの動きの経験ができて自然と他の能力も身につきます。
しかし、この能力が身についていないと、それ以降前に進めないのです。
ボールがキャッチできない人に、飛んできたボールを打つ野球なんてできません。
まず危ないのでやらせようともなりません。
なのでまずは、この定位能力を身に付けてあげましょう。
具体的な方法を3段階で紹介します。
投げるとありますがサッカーのように蹴るでも大丈夫です。
投げる&キャッチ など
まずは基本的な、投げるとキャッチです。
-
止まった状態でボールを上に投げてキャッチ
-
輪投げを投げる
-
お手玉をする など
鬼ごっこも良いと思います。簡単な操作から始めてみて下さい。
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目標に投げる&動きながらキャッチ など
止まって投げるキャッチができると次は、目標点に投げるや動きながらキャッチになります。
-
相手にボールを投げる
-
相手から来るボールを正面でキャッチする
-
ボールを上に投げて手を一回叩いてキャッチ
-
ゴミをゴミ箱に投げる など
他に、この段階の子供にオススメのものがあります。
それは、けん玉です。
少し難しいですが、危険も少なく、道具を操って操作するのでとてもオススメです。
けん玉ができれば、直接触れるボールは簡単に感じるはずです。
値段も高くはないので、オススメです。
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動いている人に投げる&視点を変える など
最後に動いている人に投げることです。
- 相手の動きを予想して動いた先に投げます。
- サッカーやバスケを行う。
これができるとスポーツの幅がどんどん広がってきます。
広がるということは、できる動きも増え、結果として運動能力の向上に繋がります。
視点を変えるというのは、反対側から見るとどうなるかや
上から見たときの想像ができることです。
サッカーやバスケなどのホワイトボードを使った人の動きなどがそうです。
スマホのマップもそのようなものです。
目で見たものと画面は異なりますが、上からの様子から、目の前の道にルートを転換できると目的地に着けます。
これができると空間認識の力がつきます。
まとめ
今回は「定位能力」について解説しました。
運動をする上で基本の能力となります。
まずこれが身に付けていないと運動神経が良くなることは難しいです。
経験させれば絶対に身につけられる能力です。
具体的な動きを紹介しましたが、どれも楽しんで行うことが一番大切です。
大切なのは、何をしたかです。子供は失敗しながら成長していきます。
様々な動きにチャレンジさせて、失敗し学んで、力を身につけていきます。
その環境を提供するのは大人の仕事です。
運動神経は悪いより良い方が良いです。
それは大人が何を提供したかで決まってきます。
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