こんにちは航です。
普段は、セパタクロー強化指定選手(世界大会出場)をしながら、スポーツインストラクターとして幼児に体操を教えています。
あなたは運動神経がいいですか?
また、それはなぜですか?
大抵の場合、良いも悪いも理由があります。
絶対に悪いよりは良い方がいい、運動能力について解説していきます。
目次
- 遺伝の影響よりも大切なこと。
- ゴールデンエイジ
- 環境は誰が作るのか?
遺伝の影響よりも大切なこと
それは環境です。
遺伝<環境です。
「親の運動神経悪いから子供も悪い」と聞くことがあります。
正直全く関係ないとは言えませんが、そこよりもどんな環境で生活してきたかが重要です。
幼少期にどんな生活をしてきたのか?
幼少期に外でたくさん遊んだのか?
兄弟関係はどうなのか?
住まいは都会なのか?田舎なのか?
などはとても重要です。
幼少期の生活は、今後の人生の運動神経にかなり影響します。これは後ほど説明します。
長男や長女よりも、弟や妹の方が運動神経が多いことが多いです。
テレビで活躍しているスポーツ選手も、上に兄弟がいる選手が多いです。
幼少期の頃の上の兄弟は、基本的に下より、能力が高く、スピード感があります。
その環境が能力を向上させるためにはとても重要なのです。
私自身は、末っ子でずっと3つ上の兄にくっついていました。
何をしても勝てませんし、兄の友達にもたくさん遊んでもらい、
年上にもまれながら成長しました。
この経験があったから私は、幼少期から周りと比べ運動能力が高く、体育大にまで進学したのだと思っています。
また、生活する環境も大切で、
都会の遊び場が少ない環境で育ったのか?
田舎の自然豊かなところでのびのびと育ったのか?
この二つでも体を動かす量が全然違います。
量を作れる環境も大切です。
このように運動能力は、遺伝よりも環境が大きく影響していきます。
ゴールデンエイジ
スキャモンの発達曲線というものがあります。
簡単に説明すると、
人間は0歳から20歳までの間のどの時期にどこが成長するか?を表したグラフです。
身長や体重、筋肉の成長は、生まれてすぐや12歳頃に大きく伸び、
神経系や感覚系は、4、5歳までは大きく伸びるがその後の伸びはあまりない、
などを一つのグラフにしたものです。
それを元に考えて、ある時期に運動することで、運動能力が飛躍的に伸びる「黄金期」があります。
それが、ゴールデンエイジです。
大人になってから急に運動が得意になる人がいない理由もこれらが大きく関係しています。
ゴールデンエイジは一般的に4歳から〜12歳ごろと言われています。
さらに細かくプレゴールデンエイジやポストゴールデンエイジに分けることもあります。
この一生に一度の時期に何をするかで今後の人生変わります。
この時期に自分は運動が得意、苦手がわかりそれをずっと持って今後の人生を生きることになります。
環境は誰が作るのか?
幼少期の運動できる環境を作ることは、親の仕事です。
親自身が運動得意じゃないから、子供と一緒に外に遊びに行かない親も多いです。
これだと、子供が急に運動能力が高くなることはまずはありません。
住む場所を子供のために変えることは難しいですが、
どんな習い事をさせるのか?
遊んであげているか?
運動を楽しいものと思わせられているか?
家でも体を動かせる、遊具やおもちゃはあるか?
親が提供できることは多いです。
親の取り組み次第で子供の運動能力は変わります。
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