こんにちは航です。
普段はセパタクロー強化指定選手や、体操教室の先生や外部にスポーツ指導者として活動しています。
本日は、子供の運動神経について解説します。
私たちは全員、親がいることでこの世に生を受け、親の遺伝子を受け継いでいます。
よって親から遺伝することも多いです。
顔のパーツや身長などは親に似ることが多いです。
では運動能力はどうでしょうか?
本日は、運動能力は遺伝するのかについて解説します。
目次
- 運動神経は遺伝するのか。
- 具体的には何をすれば良いか。
- 運動できることによっての怪我のリスク
運動神経は遺伝するのか。
結論から言います。
遺伝よりも、環境や経験の方が大切です。
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遺伝が関係ないわけではないです。
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小学校までの間の環境と経験。
遺伝が関係ないわけではないです。
私の勤務している体操教室でも良く、親御さんに
「私の運動神経が悪いから、子供もそうならないか不安で、、」
という声を聞きます。
正直遺伝が全く関係ないというわけではありません。。
しかし、遺伝よりも環境や経験の方が大切です。
つまり、なにをするかです。
小学校までの間の環境と経験。
何をするかでも特に時期が重要です。
それは小学校卒業までです。
人間には、良く発達する時期と発達しなくなる時期があります。
身長などはそれがわかりやすいですよね。
高校生くらいまで大きく成長して、その後は成長が緩やかになり、次第に止まります。
このような成長は、目に見えない神経系や、リンパ系などにももちろんあります。
神経系は、小学校卒業までに大きく成長します、
つまり、それまでに何をするかが重要になります。
個人的には、小2までが大切かなとも思っています。
その理由は、あまり運動神経が良い悪いが判断できないからです。
運動神経が悪いと気づいてしまうと運動が嫌いになることが多いです。
その判断をする前に運動をたくさんしておいた方がいいというのが私の意見です。
今働いている幼児の体操教室では、みんな自分が一番足が速いと思っています。
そしてみんな楽しそうに運動や体操をしています。
自分の能力を判断する前の何でも楽しい時期に運動する環境で過ごし、経験をすることが大切です。
それは親の仕事だと思います。
具体的には何をすれば良いか?
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環境と経験の場を与える
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オススメの習い事4選
環境と経験の場を与える
まずは子供と一緒に体を動かしてあげましょう。
子供は親の真似をする生き物です。
親が運動していないと子供も運動する習慣はつきません。
子供と一緒に公園に行って遊んであげたりすることは本当に大切です。
運動でなくても、遊びでいいんです。
遊びの中には、運動に必要な要素ばかりです。
走ったり、登ったり、掴んだり、追いかけたりどれも大切です。
家の中でも運動できる小さなアスレチックやトランポリンを買うのも手段の一つではあります。
しかし、子供との時間を過ごしながら、無料できるのが公園遊びです。
家の中でも外でも運動できる環境がベストです。
また、習い事でプロに任せるのも手段の一つです。
オススメの習い事は以下の通りです。
オススメの習い事4選
- 体操
- 水泳
- ダンス
- 新体操
体操と水泳は全身を動かす習い事です。
体の使い方を覚えることができ、運動能力の向上は期待できます。
実際に体操教室に来る子供にも運動能力が飛躍的に伸びている子も多いです。
また、ダンスは、リズム感がつきます。
どのスポーツや運動も結局はリズムです。
リズム感がいいと運動上達スピードも速いです。
それを楽しく体を動かしながら、身に付けていけるので運動能力の向上を期待できます。
最後に新体操です。
新体操の選手は本当に体を使うのが上手だなと思います。
しなやかで美しい。
幼少期に少し習うだけでも体を使うのが上手くなることが期待できます。
運動できることによっての怪我のリスク
当たり前の話ではありますが、運動をたくさんする子ほど、怪我のリスクは上がります。
擦り傷をして絆創膏をしている子、
骨折して三角巾で腕をつっている子、
などよく見かけます。
それらのほとんどが運動が好きな子です。
走り回ったり、木登りをしたり、スポーツをしたりでの勲章です。
これは大人でも同じで、
漫画家や小説家よりサッカー選手バスケ選手ラグビー選手の方が怪我が多いですよね。
でも怪我をすることで成長していきます。
これをしたら怪我するんだ。や
これを触ったら火傷するんだ。など
痛い思いをして学んで行くのが子供です。
逆に、あまりスポーツを行わない子は、怪我が少ないです。
良いように思われますが、実はそうでもないんです。
それは、怪我した時に大怪我につながりやすいからです。
怪我をすることに慣れていない分、対処の方法がわからなかったりします。
いざという時に防ぐことができないのです。
これは研究でも明らかになっています。
子供は怪我をしながら成長していきます。
大きな怪我は防いでいきたいですが、小さな怪我はそんなに心配する必要はありません。
それも経験です。
危ないから木に登らせない親御さんや、スポーツをさせない親御さんも増えています。
それは経験を子供から奪っていると思っています。
怪我は痛いですが、絶対にしない方がいいというわけではありません。
子供はたくさん運動して、たまには傷を作りながら強く成長していくのです。
まとめ
子供の運動神経は、遺伝よりも環境や経験が大切です。
特に小学校卒業までの時期にどのような環境で、どんな経験をするかが重要です。
それは親の仕事であり、環境を与え、経験させるのです。
そして環境を与えられた子供は、存分に体を動かし、たまには怪我をして強くたくましく育っていきます。
これらを経験をして運動神経も伸びてくるのです。
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